大野原八幡神社

正保二年に現在の西隣に創建され、弘化四年現在地に社殿を再建した。本殿は桁行一間、梁間一間の一間社入母屋造で一間の向拝をつけ、その上に軒唐破風がつき、さらに身屋に三角形の千鳥破風をつけた華麗でしかも一間社にしては屋根面積の大きい本殿である。
組物を三手先とするも珍しく、しかも妻飾りは虹梁太瓶束笈形をつけた豪華そのものの装飾を施して、年代明確な十九世紀の神社本殿の一形式を示している貴重な存在である。又、棟札も(附)指定とする。

祭神
・足仲日子命(たらしなかひこのみこと)
・誉田別命(ほんだわけのみこと)
・息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)

社格  旧郷社

創建  元禄六年(1693年)

本殿  一間社入母屋造

例祭  10月18日~20日