御祭神:応神天皇、神宮皇后、比売神
例祭日:10月1・2日
境内社:石神神社、愛宕神社、稲荷神社、出雲神社、若宮神社、高良神社、元祭神社、八坂神社、大地主大神
由緒:社伝によると、昔神功皇后が三韓征伐の帰途、風波の難を逃れてこの地に避難され、出発に際し旗・熊手(兵器の一種である鉄製)を止め置かれました。村人はこれを祀って、熊手八幡と呼ぶようになったと伝えられています。
道隆寺温故記には延久5年(1073)白方八幡宮の荒廃が著しく再建したとあり、多度津地域の八幡神社の中では最も古社のようです。
その後江戸時代にも文明13年(1481)・寛文11年(1671)・正徳4年(1714)・宝暦9年(1759)の修理の記録があり、明治21年には幣殿・拝殿を改築、神饌殿・絵馬殿を新築し、同23年本殿を改築しました。
文政12年(1829)京極家はこの社を産土神とし、祭祀の方法が整えられ、明治以降も郷社として多度津町において最も崇敬された神社でした。
江戸時代初期「白方八幡宮」と称していたようですが、中期には「熊手八幡宮」と改称。
維新後の明治26年(1893)には熊手八幡神社と改称し、同44年(1911)神饌幣帛料供進神社に指定されました。
第二次大戦後の昭和25年には「熊手八幡宮」と復称されました。
(神社名鑑、香川県の神社より)
香川県仲多度郡多度津町西白方200