鷲尾神社
所在地:仲多度郡まんのう町十郷
祭神:天日鷲命
由緒(香川県神社誌)
此の地は古来阿讃交通の要衝にして、上古阿波忌部の一族先ず此の處を墾きて讃岐開拓の基礎を作りたるが、當社は當時阿波忌部の一族が其の祖神なる天日鷲命を奉祀せし所なりと傳ふ。
一説には鷲住王の再興し給ひしより鷲王大明神と奉稱すともいへり
西讃府誌に「鷲尾大明神 祭神天日鷲命 祭祀九月九日 社林一町三段五畝 祠官朝倉日向」とあり。
慶長の頃朝倉権守義長祠官となり、寛文六年より其の三男治部祭祀を司れること朝倉家舊記に見ゆ。
元文二年六月、文化九年一月本殿修造、安永八年随神門を改築、大正十五年十二月幣殿及び拝殿を改築、昭和九年一月本殿御屋根を銅葺となす。
大正十年九月十四日神饌幣帛料供進神社に指定せらる。