大山祇神社(伊予国一宮)<旧国幣大社>

大山祇神社は古来日本総鎮守として尊称され、大正の御代には四国唯一の国幣大社に列せられた。御本社御祭神は大山積神(おおやまづみのかみ)。摂社【上津社-かみつやしろ】御祭神は大雷神(おおいかづちのかみ)また姫神。摂社【下津社-しもつやしろ】御祭神は高靇神(たかおかみのかみ)また姫神。御本社と両摂社の三社を以て大山祇神社と崇めまつる信仰となっている。

神武天皇の御東征に先駆けて四国に渡った大山積大神の子孫である小千命がこの大三島に勧請鎮祭したと云われております。
天孫瓊瓊杵尊の皇妃として迎えられた木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ)の父に当たる大山積大神は、皇室第一の外戚として、また我が国建国の大神として、全国津々浦々にその御分社が奉斎されています。

御神木
本殿正面にそびえる御神木は「小千命-おちのみこと(乎知命)御手植の楠」と呼ばれ、大山積大神の子孫「小千命」によって植えられたと伝えるもので、その時代は神武天皇御東征前と云われています。樹齢は2600年あまり。